なぜ、中学生になると成績が急に下がるのか?

成績が下がる子3つの特徴

 

小学生まで比較的順調だったのに、中学生になって成績が急落した場合、

子どもも大人も焦ってしまいます。

 

ここでは主に、数学(算数)を例にあげながら、

中学生になって成績が落ちる理由を3つに分けました。

 

ぜひ、参考にしてください。

 

1つめ
間違いを認めない子は成績は下がる

 

 

言われたことはやってるし、家でも一生懸命やっている。

しかし、成績が小学校の時と比べて下がっている。

 

というお子さんには2つの共通点があります。

 

それは、「すぐに聞く」「答えを写す」です。

 

小学校のテストは範囲も限定的ですし、

まだまだ本腰を入れて勉強をしていない子もたくさんいます。

 

中学生になると簡単な問題ばかりではなく、難しい問題も頻繁にでてきます。

ただ、難しい問題と言っても、少し考えればわかるような、難易度の低い問題です。

 

小学生の頃から、わからない問題がでたら、すぐに先生や親に答えを教えてもらってるような子どもは、

粘り強く考える力、試行錯誤する力がありません。

 

後もう少し考えてみましょう。

少しのヒントで解けるような問題ばかりです。

 

なんでもすぐに答えを聞くというのは、

自分で考えるのを止める行為なので危険です。

 

そういう子は、すぐに「わからんもん!」と言って思考を停止する子が多いです。

そして、答えを見たら、丸写しして出来た気になっていることが多いです。

 

3日後、同じ問題をやらしても、

また「わからんもん!」と言って、答えをすぐに求めようとします。

 

しかも、答えだけを写してるので、

どうやって解くのかわからないんですね。

 

これは間違いを認めない子に多いです。

間違いを消しゴムを使って無かったことにして、答えを写して出来た気になっています。

 

まずは間違いを認めることからはじめましょう。

人はコンピューターじゃないんだから間違えることもあります。

 

間違うことは失敗でも恥でもありません。

成長できるチャンスです。

 

だからどんどん間違えて、考えて、成長しましょう。

 

たぶん、これが出来ないお子さんは小学校の高学年(5年〜6年)から

じわりじわりと成績が下がると思います。

 

2つめ
時間を意識しない子は成績が下がる

 

 

家では出来るけどテストになるとできない子は意外と多いです。

理由は簡単。

家ではリラックスして勉強ができますが、テスト本番だと緊張してしまうからです。

 

これは解決方法も簡単です。

家庭学習に時間制限を付けたらいいんです。

 

宿題の1ページを15分以内にやるとかです。

テストで大幅に失点する理由の1つが時間配分のミスです。

 

小学生までの授業では、

正確に解くことを第一にしていますから、

スピードよりも丁寧さや正確さを重視することを教えています。

 

しかし、テストになると制限時間内に解かないと点数になりません。

 

学校で丁寧さと正確さを教わるなら、

家や塾ではスピードを意識した方がいいでしょう。

 

丁寧に一個づつ順番に問題を解くというより、

3分考えてわからない問題は後回しにするなどの柔軟性が必要です。

 

とにかくスピードです。時間です。時短です。

 

これからの時代、「正確だけど遅い」「雑だけど早い」では評価されません。

 

「正確で早い」が身に付く事が出来るように

何でもいいからスピーディーにすることを心がけてください。

 

そのためには、なんでも早く決断するクセを身に付けましょう。

ランチのメニューやコンビニで買うアイスなんかも1秒でも早く決めるんです。

悩んではいけません。

 

大人になったら(ビジネスの世界では)「即断即決できる人」が評価されます。

 

しかも、情報不足の中から決断に迫られるシーンが何度も出てきますから、

今のうちに慣れておきましょう。

 

3つめ
計算をサボる子は成績が下がる

 

中学生になったとたん、数学が急落するケースがあります。

実はこれが最も多いパターンで、小学校の高学年の時に、計算練習をさぼっていた子どもです。

 

計算問題などは毎日しましょう。

1週間分を1日でやる。というのは計算力という貯金を切り崩しているようなもんです。

 

計算力はコツコツの積み重ねです。

裏技や必勝法などの一発逆転はありません。

 

そして、計算をサボっている子どもは、間違いなく漢字練習もサボっています。

 

勉強では、アリとキリギリスでは絶対アリが勝ちます。

だからこそ、計算問題と漢字問題は必ず毎日やるようにしてください。

 

特に、数学が苦手な子というのは、基礎固めが出来ていないです。

なんなら小学生の問題からやり直しましょう。

 

お子さんが小学5年生、6年生なら、

3年生、4年生の問題からやり直すのです。

 

そういう場合、必ずと言っていいほど

「そんな低学年の問題なんかやってられん!」

「こんなん恥ずかしいわ」

なんて言いますけど、たいてい正解率50%以下です。

 

当然、漢字問題の正解率も50%切っています。

 

目も当てられない状態が目の前に出てきます。

子どもは隠したがりますが、しっかり向き合って基礎から固めてください。

 

今までさぼっていた分、時間はかかりますが、

この基礎固めをしないと成績が上がることは絶対にありません。

 

 

いかがでした?

中学生になって急に成績が下がったら、これら3つを確認してください。

 

勉強とは一朝一夕で身に付けることができないです。

日々の積み重ねが物を言います。

 

これはビジネスの世界(大人の世界)も一緒ですよね。

営業、マーケティング、などのスキルアップも一朝一夕で身に付きません。

日々の積み重ねが物を言いますから。

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